J3第16節 松本山雅FC – カターレ富山 [後編] / 後出しジャンケンで完敗ながよ

前編の続き。後半からやちゃ。

目次

カターレもシステムを変更

後半になって追いつきたいカターレはよぉ、アルトゥール・シルバ、姫野宥弥を下げてよぉ、高橋駿太、末木裕也を起用していくがいちゃね。

システムを[3-5-2]から[3-4-2-1]に変更したがいちゃ。中盤を安定させた上でよぉ、前線の3人を攻撃に専念させる形やちゃね。川西翔太が下がってボールを受けにいってもよぉ、高橋駿太と吉平翼の2枚が残って、2人が裏を狙っていくという形を取るがいちゃ。もちろんこの2人に関しては、山雅の最終ラインに対してのファーストディフェンスの役割を担っていくことになるちゃ。

カターレの狙いは分かるがいど、これでゲームの流れは変わることはなくてよぉ、山雅がサイドの数的有利を活かして、下川陽太や前貴之がアーリークロスを打って行くがいちゃね。そんでカターレがクリアしていくがいど、なかなかカウンターにつなげることができんかったがいちゃ。

マテウス&エンリケ起用するも追いつけず

この難しい展開を打開するべくよぉ、カターレは吉平翼に代わって、60分にマテウス・レイリアを起用するちゃね。球際が強くて、瞬発力に優れるマテウスが運んでいく事で攻撃に圧力をかけていこうという狙いやったがいちゃ。

そしたら、70分にゴール左で溜めを作ったマテウスからよぉ、高橋駿太がダイレクトで左足で狙ったがいど、惜しくも枠を捉えることができんかったじゃ。これは決めたかったとこやのう。

そんで79分には、カターレは碓井鉄平を下げてよぉ、今シーズンからカターレに加わった注目の外国人選手、ルイス・エンリケを起用していくちゃ。そんでシステムはこうなっていくちゃね。

このルイス・エンリケ起用によってよぉ、松本山雅の名波浩監督は、ゲームを締めに入ってきたがいちゃ。外山凌、前貴之の両サイドを下げてよぉ、ベテランのCB橋内優也、サイドバックの宮部大己を起用していくちゃ。

カターレとしては、前線に人数をかけて攻撃していきたいとこやったがいど、松本山雅は再びシステムを3バックに戻しとんがやね。宮部大己は右WB、橋内優也はCB、下川陽太は左WBに入って、5バックで迎撃体制を作っていくがいちゃ。

ルイス・エンリケを起用したからには、やはり裏のスペースを取っていきたいとこやし、同時に対面のDFとの駆け引きで勝ってよぉ、同点ゴールを狙っていきたいところやけど、山雅は1点を守り切る方向にシフトしたがいちゃ。それによって、ルイス・エンリケに対しては、ピッタリとマンマークがついてよぉ、なかなか前を向けるチャンスを作らせんかったがやね。まるで山雅がルイス・エンリケを出してくることを見込んで、経験豊富な橋内優也を起用してきたようなもんやちゃ。見事な後出しジャンケンやちゃね。

アディショナルタイムによぉ、高橋駿太のクロスがゴール前の混戦でこぼれたところで、26番の佐藤和弘の手(脇腹?)に当たったこぼれ球をルイス・エンリケが拾って、最後は川西翔太が狙ったがいど、相手GKビクトルに止められてしまったがいちゃ。これで試合は1-0で松本山雅の勝利やちゃね。カターレは今シーズン初の無得点試合やちゃ。

スコア以上の完敗、自力の違いがくっきり

スコアは1-0で山雅の勝利になったがいど、スコア以上に実力差がくっきり出た試合でよぉ、内容的に完敗だったと言えるやろう。選手の個々のレベル、チーム全体の統率した組織力、そして試合展開に準じた戦術変更と、松本山雅の方がチームの完成度が非常に高くてよぉ、チームそのものの練度、試合状況に応じた対応力など、まざまざと差を見せられた試合やったと言えるちゃ。

何よりもカターレがシステム変更やら、マテウスやルイス・エンリケなどを立て続けに起用してきとったがいど、これをシステム変更によって対応していくところを見ると、単純に松本山雅が「後出しジャンケン」で対応していったようなもんながいちゃね。

20億規模の予算を誇る松本山雅ちゃ、予算6〜7億程度のカターレからしちゃ、正直言って格上の相手と言ってもいいくらいながいど、このレベルのチーム相手によぉ、対等に戦うためには、戦術的な広がりやったり、熟練度に差があったと言えるやろう。ここ3試合の松本山雅の試合展開を見ていたら、ほとんどボールを握ることを放棄して勝ってきているカターレとの噛み合わせを考えたらよぉ、割と山雅の方がボールを持つ展開は予想できるところやったがいど、結局はカターレが握らされた試合になってしまったもんやちゃ。

松本山雅の術中に対して、カターレが上手く乗せられてしまって、先制点を奪われるとよぉ、いろいろ修正したりとカターレが試みたがいど、結局は松本山雅が「後出しジャンケン」で上手く受け流した試合…まさにそんな感じやちゃね。そういう意味やと、1-0で終わったがいど、ほとんど爪痕を残すほどの試合にもなってないのも同然ながいちゃね。

追いかけなければいけないカターレの立場からしたらよぉ、鹿児島、いわきを含めて、上3つとの実力差はハッキリとあるのは認識しないといけないかと思ったのう。ほんじゃからといって絶望することもなくて、今、レギュラーにはいれていない選手を含めて、チーム全体を底上げしていくことが、上に食らいついていくかのポイントになりそうやちゃ。

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